June 24, 2010

飛行機&Brompton 2009冬 その5

さてシギラベイCCに別れを告げ、来間島を目指してまた走り始めます。

と、荷物も持たずに散策中の人々とすれ違いました。
また1組。あっまた。さっきまで車しか見かけなかったのでちょっと不思議な気分です。
ゴルフ場に徒歩で行く人がいるとか?などと思っていると。


うえのドイツ文化村。上野…とドイツ??
どうしても「アメ横でオクトーバーフェストをやってる図」とかしか思い浮かびません。

後から調べたところ「明治時代に宮国の住民がドイツの難破船を救助したゆかりの地に建つテーマパーク」とのことでした。くわしくはこちら

平日ですが人の姿がちらほら見えます。女性のグループ連れが多いようです。

ビール飲みたいな〜と思いながら通り過ぎ、ぽてぽて走っていくと。
ん、なんか畑が増えてきた。あっ。


まーたー坂かー…。

ギアを一番軽くして、ゆっくりゆっくり上っていきます。さすがに少し疲れた。飲み物も切らしちゃったし。

太陽は雲の向こうに隠れてるくせに、腕をじりじり焼きます。
さっきまでの賑やかな気配はもう遠く、どこまでも道、と、自分だけ。

ふいに雲が切れて辺りが明るくなりました。ふと顔をあげると。


ざわーーーーっ…

見渡す限りのさとうきび畑。
ああ、本当にざわわと風が渡っていくんだ、と森山良子さんの名曲を思い出しました。
自分の足元の地面と、幼い頃から本で読んだり映像で見たり話に聞いていた沖縄が、ふっと一致した瞬間。

私にとっての沖縄は、青い海でも青い空でも美味しい食べ物でもなく、さとうきび畑、でした。奄美でも見たはずなのに。不思議。

さあしんみりしないで走り続けますよ。来間島はまだかー。
iPhoneのMapsを見るも、イマイチ距離感がつかめない。全行程の2/3はとっくに過ぎてるはずなのに。

と、広い歩道のある立派な道に出ました。アダンの葉がすごい勢いで揺れています。


久しぶりの真っ平らな道。走りやすい。調子に乗って飛ばしていくと。
出た!


よっしゃ来間島曲がり角きたー!
あの夢のように美しい景色の橋までもうすぐです!

…と思ったのに…。


市立の広い体育館で耳の欠けちゃったしーさーさんに会ったり…、


ここは北海道か!?というやたら広大な畑に遭遇したり…。

あれ?曲がったらすぐじゃないの?あれ??

つづく。

(次回で本当に終わります。終えます。)

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