October 28, 2010

カレーチャーハン 卵のっけ


 1 玉ねぎをみじんに刻む
 2 カレーを温めておく
 3 中華鍋にオリーブ油(サラダ油)を熱し、玉ねぎを炒める
 4 ご飯を入れて炒める。もし冷やご飯で塊があったら、こんこんと叩くといい感じにほぐれる
 5 塩、こしょう、鶏がらスープ、オイスターソースで「おいしいけど結構薄いな」という程度に味付けする
 6 カレーを加えて更に炒める
 7 塩、こしょうで味を調えて皿に盛る
 8 真ん中を窪ませて生卵をのせる

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実家で中華鍋というと、ほとんど父の出番だった。
鶏肉とカシューナッツの炒め物とか、大根のオイスターソース炒めとか。

がーっと鍋を熱し、わっと材料を入れ、ざんざんざんと炒め、色々と謎なものをばさばさ入れて母にいやーな顔をさせ、どかんと盛りつける。
「味見してないから!」がいつもの口癖。
えー、と思いながら食べると、たいてい、おいしい。
まあ10回に2回くらいは、おおっと、という出来なのだけど、それもご愛敬。

だからカレーチャーハンも父の十八番だった。カレーが中途半端に残ると、土曜のお昼は父が台所に立つ。
がーっ、わっ、ざんざんざん、ばさばさ、どかん。
で、私に聞くのだ。
「生卵、のせるか?」
私はにやりとして
「うん!」
と答える。
母がいやーな顔をしている。そういうなんというか、パワフルな気配のするものは彼女は嫌いなのだ。
だから父と子供達の皿にだけ生卵がのる。そのたまらない背徳感。
実はゆで卵のほうが好きなんだけど。合うと思うんだけど。
おいしいかおいしくないかじゃないのだ。カレーチャーハンには生卵。
今日もチャーハンの山の真ん中にぽとんと卵を落としながら、中華鍋を振る父を思い出す。

あ、ちなみに生きてます>父

October 26, 2010

白身魚のごま漬け丼


 1 醤油、酒、みりん(2:1:1)をレンジでチンする
 2 1のあら熱がとれたら練りごま(白)を混ぜておく
 3 白身魚をそぎ切りにする
 4 2に魚を漬ける。20分くらい
 5 どんぶりにご飯を盛り、のりを散らし、4をのせる
  あさつきの小口切りと白いりごまを飾り、わさびを添える

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NHK「きょうの料理ビギナーズ」2010年6月号より。

ここ半年ほど、このNHKテキストを愛読してます。
「野菜たっぷり日もちおかず」とか「肉のうまさにジャストミート」とか
毎号テーマがはっきりしていて、レシピの数も多くて、とっても使えるのです。
しかも500円。この値段はNHK出版にしかできないよな…。

「ビギナーズ」というだけあって、基本のきから教えてくれるのに、
出来上がるものはなんというか古くさくないのです。今風(死語)なのです。
このバランス感覚は素晴らしいと思う。でもイラストは好きじゃない(笑)

白身魚のごま漬け丼は、超簡単なのに、思わずくっ…とうなるうまさ。
「お茶漬けにしてもおいしい」だそうです。
そういえば鯛でお茶漬けなら出汁茶漬けが好きです。軽く醤油で漬けにしておいて、出汁を注ぐ。
このごま漬け丼の場合はそのまま出汁茶漬けにすると、少し味が濃すぎるかも…?

この日のお味噌汁はさつまいもと玉ねぎ、わかめ。

生ハムとしめじのクリームパスタ


 1 パスタ用のお湯を沸かし始める。塩はしっかりめに。
 2 しめじと生ハムは一口大にする
 3 玉ねぎをスライスする
 4 フライパンにバターを溶かし、玉ねぎとしめじを炒める。
  好みで白ワインでフランベしても良い
 5 パスタを茹で始める
 6 4がしんなりしたら生クリームを注ぎ、ぶくぶくと泡立てる
 7 6にパスタの茹で汁を注いでゆるめる
 8 塩、砂糖、鶏がらスープ、パルミジャーノのすりおろし等で味を調える。
  火を止めて生ハムを加えておく
 9 パスタは少し硬めで引き上げ、8に加えてなじませる
 10 皿に盛りつけ、黒こしょうをひく

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残っていたもので適当に晩ごはん。
サイドのサラダはブロッコリーとズッキーニを蒸してオリーブ油と塩、ゆで卵をトッピング。

わりと最近まで「生クリームは煮立てない」というのがパスタのレシピの常識だった気がします。
色々工夫してもどうしても味が落ち着かないので、クリームパスタ好きとしては歯がゆい思いをしていたものです。

それがある時、加藤政行さんの「ぼくの好きなパスタ」を読んでいたら。
「生クリームは焦げることを恐れずに、大きく泡が立つまで煮詰めていい。煮詰めることで独特のコクが出て、濃厚な甘みのソースになる」
と。

なんだ!誰だよ煮詰めちゃいかんって言った人!(笑)

というわけでそれ以来、クリームパスタは怖くなくなりました。

あと鶏がらスープを入れるというのは、行正り香さんの十八番です。
味の中心部分がすこんと抜けているのを埋めてくれます。
これを塩で埋めようとすると、とんでもなく塩辛くなるので注意です。
彼女のレシピはシンプルで調味料の使い方が自由自在で、とても美味しい。そして見た目に美しいです。これ大切。
 

October 24, 2010

鰹とレンズ豆のサラダ


 1 フライパンにオリーブ油を熱し、鰹のさくをタタキにする
 2 1をスライスし、塩、こしょう、オリーブ油でマリネしておく
 3 レンズ豆を洗ってざるにあげておく
 4 お湯を沸かして塩を入れ、3を茹でる。柔らかくなったらざるにあげる
 5 玉ねぎ(紫玉ねぎでも)を薄切りにして水にさらしておく
 6 ベビーリーフミックスは洗って水気を切る
 7 ボールに6を入れ、塩、コショウ、レモン汁、オリーブ油を加えて手でそっと混ぜる
 8 7を皿に盛り、マリネをのせ、レンズ豆と玉ねぎをトッピングする
   彩りにバジルやイタリアンパセリ、エストラゴンなどを散らしても良い

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レンズ豆を散らしたサラダは、渋谷のun cafeで初めて食べた。
肉、魚、パスタ、サラダのどれかとパン、カップスープにドリンクがついたun cafeのランチ。
ちょっと高かったけど、仕事が一段落したり、誰かとゆっくり話がしたい時、疲れてておいしいものが食べたい時なんかによく行った。

最初は、たっぷり散りばめられた小さい黒い物体が豆だということに気づかなかった。
不思議に食べ応えのある食感。濃い旨味。
レンズ豆というものだと知ってからも、料理の上手い人が使う素材だと思って、長い間手を出せなかった。豆は戻さないといけないし。

でもある時イタリアンの料理本を読んでいたら、ボイルした豚肉の添え物がレンズ豆だった。
えいやっと思い切って買った。
…レンズ豆って水で戻す必要ないのね。

煮るのもがーっと煮て、食べてみて良い感じで上げればオッケー。
なんて素敵なやつなんだレンズ豆。
そして鉄分が豊富なんだそうだ。もっと食べるぞレンズ豆。

ちなみにこのレシピは、鰹のグリル・醤油わさびバターソースをやった翌日の昼に、残っていた鰹をどうにか出来ないかと思ってやってみたもの。
同じようにフライパンでグリルし、そこにバターを溶かし、醤油とわさびを加えて煮詰める。
温かい鰹にソースをかけて、グリーンサラダか茹で野菜を添える。
元々はまぐろで、ケンタロウさんのレシピ。



 

目玉焼きパスタ


 1 パスタを茹でる
 2 目玉焼きを半熟に焼いておく
 3 茹で上がったパスタに、バター、昆布茶、めんつゆをからめる
 4 3に目玉焼きとあさつきをのせる お好みで海苔をかけても

  *食べる時に、しっかり目玉焼きをつぶしてからめて食べる。
   見た目は、とっても悪い。

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小さい頃我が家では、夕食がスパゲッティーの時は必ず2種類以上出てきた。
4人分いっぺんに茹でたり和えたりが大変だから、というもっともらしい理由もあったけれど、
多分母が色んな味を楽しみたかったんだと思う。

たらことかミートソースとかのスタープレイヤーの次によく出てきたのがこの目玉焼きスパ。
母はもう潔く、目玉焼くだけ!醤油かけるだけ!だったが、私バージョンは長年の間にアレンジしてこうなった。

どんなに丁寧に黄身をからめても、絶対喉に突っかかる。海苔なんてのせた日にはむせることうけあい。
でもなんかたまに食べたくなるんだな。